2013年5月4日

シルバーパスやマル福を切り捨て今度は石原知事が大リストラ攻撃

2003年7月29日に都の「財政再建推進プラン」が、8月3日には「福祉施策の新たな展開」が発表され、石原都政の大リストラ計画がついに全貌を現わしました。

「財政プラン」では、青島都政が、「財政健全化計画」で、シルバーパスやマル福など30事業を名指しで切り捨てようとしてきたのに対し、さらに徹底して、主な都民サービスをほとんど網羅する138事業を平均25%なで斬りにし、5000億円分削減しようとするものです。

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都生連の大会で報告するそねはじめ

切り捨てる事業も、額も、青島都政の約4倍。一方で、臨海開発や大型公共事業など、借金を膨らます浪費的事業はまったく手をつけません。

問題は、こんな重大な計画が、都民に知らされていないことです。私たち都議団は、「財政プラン」を3万部増刷し、各団体へ届け、問題の重大性をアピール中です。

また、私は、8月30日の都議会特別委員会で、都議団のトップバッターとして質問に立ち、この横暴な攻撃に立ち向かいました。

最近、都議会での私たちの役割と責任の重さを痛感したのが、都立高校統廃合問題です。

2年前、城北高校など第1次統廃合計画が都教委で、あっという間に決められてしまいました。

今回の第2次計画は、対象校の先生や生徒、父母がいち早く反対に立ち上がり、これを力に文教委員長のたぞえ議員も奮闘し、教育委員会の決定を先送りさせ、議会に報告させ、質疑することになったのです。

青島都政時代にやろうとして都民と都議会からきっぱり拒否されたシルバーパスやマル福の切り捨て、さらに乳幼児医療費助成や老人福祉手当までやり玉にあげ、都民への大リストラ攻撃をかけてきた石原知事に対し、日本共産党は、これをはね返すため、すでに立ち上がった都民運動を力に真正面から対決していく決意です。