2013年5月4日

区議会議員としての6年間―本会議質問は現職で最多の11回

都議選告示前日の17日、区議会本会議で、私の辞職願が承認され、私はバッジをはずしながら一人で議場から退出しました。2期6年あまりの議員活動でしたが、さすがに感慨深いものがありました。

区議会の議場に初めて座った時の不思議な感じは今でも良く覚えています。区長や部課長と向かい合って並ぶ48人の議席。北区政を、文字通り区民の代表として見守り、ただしていく議論の場。私は「区民の声を力に何事にもチャレンジしよう」というのが初心でした。

とりわけ議員として最も自由に自らの政策を区長に問う場としての本会議質問には、積極的に取り組んでいこうと考えました。結局6年間で11回、年4回の定例会の2回に1回は質問したことになります。質問は多岐にわたりますが、時には自分のくらしから直接テーマをとり上げたこともあります。

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三橋区議と障害者の王子タウンウオッチング

次女が通っていた保育園で、プール遊びの後は決まって下着が薄茶色になる。不思議に思っていると、水道の赤さびがひどいという情報が父母会を通じて入りました。調べてみると、20年以上の保育園では次々と赤さびや水もれ。この問題をとり上げる上で、ちょうど当時マンションの管理組合役員として給排水管の大規模改修にかかわっていたので、保育園の改修問題にも応用することができました。

桐ヶ丘団地再生計画や国立王子病院統廃合問題のように、繰り返し取り上げた問題もありますが、これらはさらに都政の場で取り組まなくてはなりません。

リサイクルや看護婦さんの確保、赤羽の商業活性化、図書館やスポーツ施設、福祉機器や難聴児対策、乳幼児医療などなど―どれを取っても地元の人たちの相談や要望が政策実現のもとであり、原点になっています。

議員として、どこへ行ってもこの原点を決して忘れてはいけない―そう心に刻んで選挙本番に臨んでいます。