「よだか」 素朴な風貌に似合わぬ気高い飛翔

宮沢賢治「よだかの星」の主人公として、童話そのままに体はずんぐり、足は退化しています。ただ夕闇を切り裂くように鋭く鳴きながら飛ぶ姿は見違えるようで、日本人そのものを感じさせます。童話のよだかは本物の鷹に改名を迫られ、耐えかねててんに駆け上がり本当の星になろうとしてしますが、それが戦の星ではなく平和の星であることを信じたい。

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