Works
「もず」戦争と貧国のイメージ
「もずが枯れ木で」の歌詞で有名な野鳥ですが、昭和10年に「兄さは満洲へ行っただよ。鉄砲が涙で光っただ」と書いたサトーハチローも、その後出兵兵士を讃える詩を寄稿した。「慰問絵葉書」を義理の父の遺品で発見しました。働き手を戦争にとらえ、何とか食べつないでいた農家の貧しさが、獲った餌を枝に刺しておく早餌えの習性とともにもずのイメージとタブってしまいます。
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