「カワセミ」川辺の宝石

カワセミが訪ねてくる自然観察公園を描いてから、いつか野鳥シリーズに挑戦したいと思っていました。今回は北区の野鳥ではありませんが、カワセミの一種ヤマセミです。黒と白の美しい姿で樹上から飛翔して水中の小魚を仕とめる凄さに「天も二物を与えるのか」と感心します。だからでしょうか、宮沢賢治はカワセミをみにくい「よだか」の弟分として描き、よだかが最後の旅に出る前に「おまえも必要ななとき以外は生き物をころさないように」と語らせています。

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