2013年4月17日

急にライザ・ミネリのことを描きたくなりました

深夜になって、急にライザ・ミネリのことを描きたくなりました。

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昔学生の頃、父親と映画「キャバレー」のあるシーンを巡って議論になったのを思い出したのです。ライザが仲間と田舎のレストランに食事に寄ると、まわりで少年たちが美しい声で歌いだす。最初は無視していた大人たちもだんだん立ち上がって歌いだし、わずかな老人とライザたちを残してドイツ帝国を讃える大合唱になり、彼女らは逃げるように去っていく。「だから軍歌は恐ろしい」と僕が言うと「歌声喫茶だって同じだ」と父がやり返してきました。

最近、維新の会やみんなの党の宣伝を見ていると、通行人を一緒に歌わせようとしている少年のように見えます。その真実の姿を見抜いていくライザミネリのあの大きな瞳が鮮やかによみがえってきました。